皆さん、こんにちは。

忙しい毎日で体調を崩されている方が増えています。先週は口唇ヘルペス(くちびるにできるヘルペス)の患者様が3人来院され、軟膏や内服薬を処方させて頂きました。これから年末に近づくにつれて、さらに忙しくなると思います。できるだけ、十分な休養をとって頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

さて、今回は慢性胃炎についてのお話です。慢性胃炎は、長期間に渡り胃炎が続いている状態のことであり、ピロリ菌が関与していると考えられています。胃カメラでは、胃粘膜の萎縮、発赤(ほっせきと読み、赤くなることです)、腫脹(腫れ)や白く濁った粘液の付着などの所見が認められます。食欲不振、上腹部不快感、上腹部痛などの症状が見られることもありますが、最も注意しなければならないことは、ピロリ菌感染、慢性胃炎は胃がんの原因になるということです。ピロリ菌が確認されれば、もちろん除菌治療を行います。除菌が成功すれば、上記の胃粘膜の状態は徐々に改善していきます。しかし、除菌後も胃がんが発生する可能性は残りますので、必ず年に一回の胃カメラは受けて頂くべきです。そうすることで、胃がんの早期発見につながると考えます。

このしたクリニックでは、麻酔を使い楽に胃カメラを受けて頂くことが出来ますので、是非ご検討お願いいたします。

それでは、次回のブログもよろしくお願い申し上げます。