皆様、こんにちは。
今週は割と暖かい日が続きます。日によって寒暖差がありますので、体調管理には気をつけて下さい。
さて、今回は食道乳頭腫についてです。この病気は胃カメラの際に偶然発見されることが多く、発見頻度は0.31%であったという報告があります。基本的には治療の必要がない良性腫瘍であり、若年から高齢者まで広い年齢で認められます。大きさは、ほとんどが1cm以下です。原因としては、逆流性食道炎の合併が多いことから、食道炎に関係していると考えられており、他には、ヒトパピローマウイルスとの関連も報告されています。食道炎に対して胃薬を処方した結果、食道炎はもちろん改善し、乳頭腫に関しても若干の縮小が見られた、という報告もあります。
このしたクリニックでも、食道乳頭腫の患者様がおられましたが、発見頻度は0.45%でした。良性腫瘍でありますので、経過観察としております。
それでは、次回のブログもよろしくお願い申し上げます。