皆様、こんにちは。
年が明けて2週間。早いものです。このしたクリニックは12カ月目に突入しています。最近は吹田の胃がん検診の胃カメラや企業検診のお問い合わせが多いです。ご不明な点も多いと思いますので、まずはこのしたクリニックまで、お電話をよろしくお願い申し上げます。
今回は大腸メラノーシスについてのお話です。大腸の粘膜が黒色調を呈する疾患ですが、原因はプルゼニドやアローゼンなどの下剤の長期服用や慢性便秘をきたすような病気などが考えられています。大腸粘膜が全体的に黒く変化していることを大腸カメラで確認することで診断に至りますが、特に治療の必要はありません(原因薬剤を中止すれば半年から1年以内に治ると言われていますが、下剤を中止することが難しいケースが多いです。大腸メラノーシス自体に何か症状を伴うことは特にありません。)。よく経験するのは、大腸メラノーシスがあるとポリープを見つけやすいということです。先日もそのような患者様がおられ、ポリープを3個切除しました。
以上の説明からお分かりになるように、大腸メラノーシスがあるからと言って、大きな心配をすることは特にはないです。そんな病気もあるんだなという程度で聞いて頂ければ幸いです。
それでは、次回のブログもよろしくお願い申し上げます。