皆さん、こんにちは。本日は下痢についてのお話をさせて頂きます。誰でも一度は経験したことがあるのではないかと思いますが、本当につらい症状です。

下痢は胃や腸などの消化器系の臓器が原因となっていることが圧倒的に多いですが、そうではないケースもあります。以下に具体的な病気を挙げてみましょう。

急性と慢性(4週間以上続く)に分けた場合よく遭遇するのは、前者はウイルス性胃腸炎、後者は過敏性腸症候群です。たまに遭遇するのは、前者は細菌性腸炎、薬剤性(抗生物質や鎮痛剤で多いですが、ほとんどの薬剤で下痢を起こす可能性があります)、後者は胃切除後、クローン病などの炎症性腸疾患、悪性疾患、糖尿病、甲状腺疾患などです。

このように急性と慢性では疑う病気が異なりますので下痢の患者様の診察をさせて頂く時には、まずは下痢の持続期間をお聞きするようにしています。そして食べ物や薬剤、海外渡航歴、下痢以外の症状などを詳細にお聞きして必要な検査を行い、病気を確定し治療に移ります。

下痢によって脱水や電解質(カリウムなど)異常などを起こしてしまうことがあるために、お悩みの方は一度ご相談下さい。早期に改善できるようにサポートさせて頂きます。