【CPAP】
CPAP(シーパップ Continuous Positive Airway Pressure/持続陽圧呼吸療法)は、睡眠時にマスクを鼻または鼻・口に装着して、一定の空気圧を気道にかけ、気道を開いたまま【気道が潰れて狭くならないようにする】に保つ装置です。
【OSAS】
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS:Obstructive Sleep Apnea syndrome)は睡眠時に気道が部分的または完全にふさがることで呼吸が止まる(無呼吸)・浅くなる(低呼吸)状態のことです【肥満、扁桃肥大、巨舌症、小顎症などにより起こります】。良質な睡眠がとれず、日中の眠気や集中力の低下が起こり、活動性や労働の質、運転能力などが低下します。著明ないびき、朝すっきり起きられない、中途覚醒などの症状も認めます。また、高血圧や虚血性心疾患、糖尿病などの生活習慣病を高率に合併し、生命予後に影響を与えると言われています。
【OSASの検査】
睡眠検査【携帯用装置を使用した簡易検査あるいは終夜睡眠ポリグラフ検査による精密検査】で無呼吸低呼吸指数【AHI:Apnea Hypopnea Index】を調べます。睡眠1時間当たりの無呼吸と低呼吸の合計の回数のことです。まずは簡易検査を行い、必要に応じて精密検査を行います。簡易検査は当院対応可能であり、自宅で行うことができます。AHIが40以上でCPAPの適応になります(保険3割負担の方で4000円程度)。精密検査は検査可能な病院にご紹介か当院対応自宅検査のいずれかになります。当院対応の場合は保険3割負担で12000-13000円程度になります。AHIが20以上でCPAPの適応になります。
【OSASの治療にはCPAP】
OSASの治療は生活習慣に関する指導【食事制限や運動による減量、禁煙、飲酒の制限等】とCPAPが第一選択になります。鼻マスク、フルフェイスマスクなど数種類ありますので、ご相談にのらせて頂きます。他の治療法として、扁桃摘出などの外科治療、マウスピース作製といった歯科的治療があります。
【CPAPの効果】
無呼吸、低呼吸、いびきの消失、低酸素状態の改善、睡眠の質の向上や日中傾眠が解消されたとの報告があります。合併症【高血圧、糖尿病、脂質異常症など】の予防、改善や生命予後の改善、交通事故リスクの軽減、心血管イベントが減少し、死亡率が低下したとの報告がされています。
【CPAPの費用】
保険診療で3割負担の場合、月額5,000円前後が一般的です。費用には「機器レンタル料」「定期的な診察(1か月1回)」「データ管理費」などが含まれます。故障時の交換などのサポートも受けられます。
【CPAP導入までの流れ】
診察→睡眠検査→結果説明→適応あればCPAP導入→月1回の定期診察、データチェック










